
AIを取り入れたいという占い師の方が増えてきました。
実際に使っている私が、占いにどこまでAIが使えるのか?解説していきます。
占い師さんから、こんな声をよく聞きます。
- 「ChatGPTに生年月日を入れて占ってもらったけど、結局自分で占った方が早かった」
- 「AIって、占い師の仕事に本当に使えるの?」
- 「AIで占い鑑定もできるの?」
先に結論を言いますね。
AIは、占い師の仕事に使えます。ただし、どの段階の使い方をしているかで、できることがまったく違います。
私は、占い師のAIの使い方を「AI × 占い師 1.0・2.0・3.0」の3つに分けて考えています。
「AIは使えない」と感じている占い師さんの多くは、まだ1.0の使い方で止まっているんです。
この記事では、3つの違いと、今日から試せる鑑定文プロンプトの作り方、そして私が今の鑑定で実際に使っている3.0の形までお話しします。
「AIは使えない」と感じるのは、1.0の使い方のままだから

1.0とは、ChatGPTなどのチャットに生年月日を打ち込んで、占いを出してもらう使い方です。
手軽に始められる反面、この使い方にははっきりした限界があります。
- 一人ひとり違う相談内容に合わせた答えが出にくい
- 自分なりの鑑定文にならない(誰が出しても同じような文章になる)
- 占星術で出してもらっても、実際の星座と違っていたり、星座の特性や性格がズレていたりすることがある
今まで占い師をしてきた人ほど「自分で占った方が早い」と感じるのは、このためです。
AIそのものが使えないわけではありません。使い方の段階が、まだ1つ目なだけなんです。
AI × 占い師 1.0・2.0・3.0の違い

※表は横にスクロールできます
| どう使う? | できること | 足りないところ | |
|---|---|---|---|
| 1.0 | チャットに生年月日を打ち込む | その占術の一般的な結果が出る | 相談内容ごとの答えや、自分なりの鑑定文が出ない。星座などがズレることも |
| 2.0 | 自分で決めた指示(プロンプト)を打ち込む | 相談内容に合わせた鑑定文の下書きが出る | 相談のたびに自分で打ち込む。細かく指定するほど、おかしな内容が出ることも |
| 3.0 | 相談が来た時点で、AIが相談内容を読む | あなたの鑑定スタイルや言い回しに合わせた鑑定文が、自動で出る | 最後に自分の目で確かめる時間(5分ほど)は必要 |
2.0の段階でAIを取り入れて、効率よく占っている占い師さんもいます。
ただ、劇的に時間が減ったかというと、そこまでではありませんでした。
3.0になって、相談が来た時点でAIが相談内容を見て、鑑定文まで出してくれるようになりました。ここで初めて、鑑定文づくりの時間が大きく変わります。
鑑定文プロンプトの作り方(2.0の基本)

プロンプトというと難しく聞こえますが、専門的な技術はいりません。
書くのは、次の4つだけです。
プロンプトに書くのは4つだけ
- 役割:AIに「誰として書くか」を伝える
- 占いに使う情報:占術ごとに聞く項目(生年月日・出生時刻など)
- 相談内容:相談者様が知りたいこと
- 出し方:文体・言い切り方・文字数
実際に使えるプロンプト例
以下は、生年月日から鑑定する占術向けに作成したプロンプトの一例(西洋占星術)です。
あなたはプロの西洋占星術師です。以下の情報をもとに、ホロスコープの傾向を
踏まえた鑑定文の下書きを作成してください。
・生年月日:[1990年1月1日]
・出生時刻:[分かる場合のみ]
・出生地:[東京都]
・相談内容:[恋愛の相談。今後の出会いや結婚につながる人と出会える時期を知りたい。]
出力は、専門用語を使いすぎず、相談者様に語りかけるような温かい文体でお願い
します。断定しすぎず、可能性として提示してください。文字数は800字程度で
お願いします。
この内容で、実際にAIに出してもらった鑑定結果がこちらです。

(続き)

まずは「あなたは恋愛に対してとても誠実で、気軽な関係よりも、信頼を重ねながら将来を考えられる相手を求める方のようです。」や「好きになるまでには少し時間がかかるかもしれませんが、」という風にその人の特徴について答えていますね。
そして、「その一方で、「本当にこの人でよいのだろうか」「もっと自分に合う人がいるのではないか」と慎重になりすぎて、」という風に弱点やネガティブ面にも言及しています。
これは、よくあるこの星座に当てはまる人はどんな特徴・性質・性格があるのか?という内容です。
そして、その後は「出会える時期を知りたい。」と相談内容で伝えているので、「2026年後半から〜」「大きな追い風が入りやすいのは、2027年夏頃から2028年前半」「2027年9月から11月頃は〜」と具体的に出しています。
最後の締めに関しても「少しずつ人との接点を増やしながら、『一緒にいる自分を好きでいられる相手かどうか』を大切にしてみてくださいね。」としっかり締めていますね。
この文章で、よくあるメッセージ占い(昔で言うメール占い)のレベルには達しています。
ただし、これだけで占い師として活動するのは難しい面もあります。
自分なりの文章に変えたり、より相談者様の求めている回答にする必要もあるからです。
他にも、メッセージ占いなのか、チャット占いなのか、電話占いなのか、はたまた対面やオンライン通話で占うのかでも、形式を変える必要はあります。
同じ型で、四柱推命・数秘術・九星気学、その他統計学の占いやタロットにも応用できます。
自分の鑑定スタイルを足すと、ぐっと自分らしくなる
慣れてきたら、あなたの回答スタイルに合わせて、こんな風に出力して欲しい等も指定することができます。
私は、自分自身の鑑定スタイルに合わせた内容を出してくれるように付け加えています。
たとえば、こんなことをプロンプトに足していきます。(例)
- 結論を最初に伝えるか、相談者様の気持ちに寄りそってから伝えるか
- よく使う言い回しや、最後に必ず入れる一言
- 使わないようにしている言葉(不安をあおる言い方など)
AIが出す文章は、そのままだと占い師でなくても出せてしまう「よくある解答」になりがちです。
なので、私はそのまま出さず、自分の鑑定スタイルやキャラ、付加価値を鑑定内容につけることで差別化しています。
占術によって、向き・不向きがある
占術によってはAIが出してもまだズレがあるのも事実です。
どの占術であれば、そのズレが生じないか?そういう風にAIに指示をすればズレないのか?このあたりをわかった上で使いましょう。
特に、占星術や四柱推命のように生年月日から計算する占術は、計算そのものを間違えることがあります。くわしくは、こちらの記事でまとめています。
そして、霊視・チャネリングのような鑑定方法でも使い方によってはAIを取り入れることができます。
実際、チャネリングしたものをどう言語化するかは占い師さんのスキルや経験の要素がありますが、その辺りもAIで効率化できています。
鑑定文以外にも、プロンプトは使える

鑑定文以外にも、SNSの投稿や対応や配信周りも取り入れることができます。
実際、私もこれらすべて取り入れています。
「占う」という要素がないので、こちらの方がAIで仕組みづくりしやすいようです。
※表は横にスクロールできます
| 用途 | 使いどころ |
|---|---|
| SNS投稿文 | 「今日の運勢」投稿、占いの豆知識投稿 |
| LINE配信のネタ出し | 新月・満月など季節ネタの下書き |
| 相談者様への対応 | 問い合わせへの一次返信、鑑定後のフォロー |
| 鑑定書の清書 | 箇条書きメモを正式な鑑定書の形に整える |
特に時間を取られがちな「SNS関連」やLINEやメルマガなどの「配信」に関しては、AIの効果を発揮してくれます。
AIの中には、マーケティングの知識もあるので、例えば「今こんな感じで配信してて…」と伝えることで、今の足りない部分や、省いた方がいいものも提案してくれます。
占いの勉強はした、鑑定もできる。それなのに、集客のやり方が分からず、SNSも続かず、何から手をつけていいのか分からない…私自身も、最初はまさにこの状態でした。
今振り返ると、当時知りたかったのは占いの技術じゃなくて「発信の始め方」だったんです。AIを入れてからは、投稿ネタに悩んで手が止まる時間がかなり減りました。
3.0の形まで進めると、SNSの投稿も、1週間に1回、慣れてくれば月に1回の準備で、毎日の投稿が自動で出ていくようになります。
3.0では、相談が来た時点で鑑定文ができている

2.0までは、相談が来るたびに、自分でAIに打ち込んでいました。
3.0では、相談が来た時点で、AIが相談内容を読み、あなたの鑑定スタイルに合わせた鑑定文を自動で出してくれます。
占い師さん一人ひとりの判断や言い回し、文言まで細かく指定できるので、「自分の鑑定文」として出てくるのが2.0との大きな違いです。
出てきた鑑定文は、そのまま相談者様に送ることもできますし、一部を直したり、一言足したりしてから送ってもかまいません。
根本的な内容はAIがしっかり入れてくれるので、最終チェックの5分ほどで鑑定が終わります。
今まで30分〜1時間かかっていた鑑定文づくりが、5分ほどで済むということです。
タロットなら1枚ずつ引いて並べて、今の状況や未来の状況を確認して…。占星術でツールを使っていても、生年月日を入れて相談内容と照らし合わせて…。この工程は、意外と時間を取られますよね。
3.0では、相談が来た時点からAIが鑑定を回してくれます。
さらに3.0では、LINEに相談が来てから、鑑定・お支払いまでを自動で進める集客の導線まで作れます。この話は、こちらの記事でまとめています。
実際に動かしているところは、記事の最後で案内している動画でお見せしています。
AIを使うときに、必ず守ってほしいこと

1.送る前に、必ず自分の目で確かめる
1.0でも2.0でも3.0でも、ここは同じです。AIが書いた鑑定文を、確かめないまま相談者様に送らないでください。
特に、霊視・チャネリングのような感覚を使う占術は、AIの出力をそのまま使わず、必ず自分自身の鑑定を軸にすることが大切です。
2.AI臭さで、あなたの個性を消さない
間違ってはいけないのは、AIであなたの個性や価値が損なわれないことです。いくら内容が当てはまっていても、AI臭さが入っていれば不審に思われますよ。
3.集客の知識は、自分も持っておく
集客やSNS周りに関しても同じです。
AIに勧められたものをそのまま取り入れても全く反応しない場合もありました。
あなた自身が占いや集客の知識をまず持っておくことが大切なのです。
実際、私のところに相談に来る占い師さんの多くも、最初のつまずきはここ(発信の始め方)でした。AIを取り入れてから、この壁を越えるスピードが早くなったと感じています。
4.古いやり方を教える情報に気をつける
最近増えているのが、「AIは教わったけど、情報が古い」というパターンです。今でも1.0の使い方を教えている人がいます。
AIは進み方が速いので、学ぶときは「いつの時点のやり方か」を確かめてください。
よくある質問
Q.AIに鑑定文を書かせたら、鑑定の質は落ちる?
自分の鑑定スタイルを伝えて、最後に自分の目で確かめてから送れば、質は落ちないです。むしろ、AIが本人が忘れていたようなおとめ座の特性も出してくれるので、ズレや漏れがなくなります。
そして「白紙から書く時間」が減った分、本来の鑑定や相談者様への対応に時間を使えるようになります。
Q.プロンプトは専門知識がないと作れない?
占術ごとに聞く項目(生年月日・出生時刻・相談内容など)と、出したい文体・文字数を指定するだけでいいです。プロンプト自体は難しい専門技術ではないです。そして、慣れてきたら、あなたの回答スタイルに合わせて、こんな風に出力して欲しい等も指定することができます。(私は、自分自身の鑑定スタイルに合わせた内容を出してくれるように付け加えています)
Q.相談者様がAIと直接やり取りする「AI占い」と、何が違う?
AI占いのサービスは、相談者様がAIと直接やり取りして結果を受け取る形(AIが完全に占い師)です。3.0は、あなたの鑑定スタイルで鑑定文を出し、最後はあなたが確かめて送る形です。占い師は、あくまであなたです。くわしくは、こちらの記事でまとめています。
まとめ
AIが「使えない」と感じるのは、AIのせいではなく、使い方の段階が1.0のままだからです。
- 1.0:チャットに生年月日を打ち込む
- 2.0:自分で決めたプロンプトで、相談内容に合わせた鑑定文の下書きを出す
- 3.0:相談が来た時点で、あなたの鑑定スタイルの鑑定文が自動で出る
まずはこの記事のプロンプトの型を1つ、自分の占術に合わせて試してみてください。
